【サプライズ ぐるなび と 食べログのビジネスモデル】

2010年8月17日の日経産業新聞の記事の4面で。飲食検索サービスの「ぐるなび」と「食べログ」の収入の差が、48倍あるとのこと。これだけだと、混同するかと思うのではっきりすると、ぐるなびのほうが、食べログよりも48倍、儲けてるってこと。

ユーザ的には、あまりこの両者のサービスは、そんなに違いがわからない。でも、収入にはかなりの開きがある。ビジネスモデルが両者、違うからだ。

ぐるなびのビジネスモデルは、広告費だけではなく、販促費、食材調達、人材調達など、幅広く事業拡大していて、それが広告費だけでなく、効果的に売り上げにつなげている。
一方、食べログは、広告費のみという形で、ぐるなびと比べ、オポチュニティーロスがかなりあった、去年くらいから、ぐるなびと似たサービスを展開していて、そこの部門は調子がいいとのこと。

このごろのWEBサービス系は、広告収入一辺倒だけのビジネスモデルは、きびしい状況になっている。だからこそ、広告収入以外の選択肢が必要になるわけだ。サービス自体、大きな目で見て、好循環なサイクルにもっていかなければならない。

この記事がいい事例だし、二番手や、そのあとの参入だと価格競争にするか、よりよいサービスをするか、この2点だ。そうしないと、その市場では勝てないからだ。


以前、リクルートの記事で、創業者の江副さんの言葉で「自ら機会を創り出し、機会によって自ら変えよ」と引用したが、

WEBサービスでは、「自ら市場を創り出し、その市場によってみんなのライフスタイルを変えよ」が、ぼくが、現在、手のかけているWEBサービスの目指すところではある。


■参考URL
ぐるなびhttp://www.gnavi.co.jp/
食べログ:http://r.tabelog.com/