サプライズ【法律改正】

個人(エンジェル)さんから出資を受けたらIPOできない法律改正が、来月の20日に施行されそうだ。

この法律改正は、何か日本の負のスパイラルを助長するものに思えてしょうがない。
詐欺で金を集める事件はこのごろニュースで目についていたが、まじめにやっている会社はほとんどなわけで。スタートアップでこの施行はつらいものがあるなぁ。




以下、磯崎弁護士さんからの抜粋

ベンチャー企業の実務では、創業初期等に友人や知人、元の会社の社長などの「個人」から出資を受けることがよくあります。つまりこれは、そうした個人から出資を受けたベンチャー企業の上場が事実上不可能になる可能性を持つ規定変更です。

現在、日本経済は停滞し、国を挙げて成長戦略が模索されていますが、既存の企業だけで成長できないわけですから、新しいベンチャー企業が生まれて成長し、新しい産業を次々に興すことこそが成長戦略のはずです。

ところが、この規定変更が行われれば、その新しい事業の芽は踏みにじられ、国民が自由に起業し、新しい仕事を生み出すことが大きな制約を受けることになります。憲法に定められた基本的人権である職業選択の自由さえ脅かされかねないわけです。

また、本変更案には来月7月20日以降に新規公開の決議を行う企業に適用されると書いてあるのみで、既に個人から資金調達した企業は除外するとは書かれていません。つまり、すでに個人から出資を受けられた未上場企業は、この変更案が通れば、今後原則上場ができないことになります。

すなわちこれは、今まで上場を目指してがんばってきたベンチャー企業の夢を打ち砕き、上場する可能性を信じて投資を行った人達の財産を著しく毀損させる変更案であります。

以下抜粋


「だから、法人から出資を受ければいいだけではないか」かというとそうではありません。

詐欺師は、
「個人からの出資では上場できないですが、法人からの出資は問題になりません。だからこの法人に出資したら儲かりますよ。」
と言うだけのことですから、個人だけに絞る意味は全く無いわけです。

一方、真面目に個人で出資しようと思っていた個人商店等のオーナーが、この規定ができたおかげで法人から出資をせざるを得なくなった場合、個人であれば上場後のキャピタルゲインには10%の課税だけで済むのに、法人で出資すると、キャピタルゲインにも約4割の法人税等が課せられることになってしまいます。
出資者にとってはそれだけ実質利回りが下がるわけであり、その分、ベンチャー企業は調達条件が不利になる可能性があります。


以上


この不自由な世界、お金に困らないためにもお金を稼がないといけない。調達できなくなって夢をあきらめるなんて、馬鹿らしい。
世の中がお金の調達が困難でも、先にすすむしかないよね


話はかわるけど、侍ジャパン、がんばったね!
仲間で一丸となって、ひとつの目標に向かって戦うことは、かっこいいと、ふとTVで応援していたら、思ってしまった。

■サラブライトマン なんだっけか、よく聞くサッカーのテーマ